スマホを触らない時間だけ、画面の中の魚が育つ——個人開発ながら1.5万件超の評価を集める人気アプリ「スマホをやめれば魚が育つ」。ただ、このアプリを検索すると、分かりにくいことが3つあります。Android版が見つからない。App Storeに同じ名前のアプリが2つある。そして入れてみたら最初の設定でつまずく。
この記事は、その3つの疑問をApp Store・Google Playの実際の掲載情報をもとに整理します(情報は執筆時点のストア表記に基づきます)。
結論:Android版は配信されていない
まず一番検索されている疑問から。「スマホをやめれば魚が育つ」はiPhone専用で、Android版はGoogle Playに配信されていません。ストアページにも「iPhoneのみ対応」と明記されています。
Google Playで検索すると育成×集中系のアプリがいくつも出てきますが、いずれも別の開発者による別のアプリです。Androidで「育てて集中する」体験をしたい場合は、代替として次のあたりが定番です。
勉強・受験用途に絞ってiPhone版とAndroid代替を選び分ける話は、「勉強すると魚が育つ」アプリはどれかの記事で別途まとめています。
- Forest — スマホを置いた時間だけ木が育つ。この分野の世界的定番で、Android版あり
- フォーカス・プラント — 雨水をためて植物を育てる集中タイマー。Android版あり
- 集中(bondavi) — 育成要素は薄いが、勉強時間の記録に特化した国産の集中アプリ。Android版あり
「育つ系」アプリの選び方そのものは、スマホをやめられるアプリ4選で仕組みから比較しています。
同じ名前のアプリが2つある理由 — 「新スマやめ」と「レガシー」
iPhoneでApp Storeを検索すると、同じ名前のアプリが2つ出てきます。これは不具合でも偽物でもなく、同じ開発者(Takeshi Segawa氏)による新旧2つのバージョンです。ユーザーの間では「新スマやめ」「旧スマやめ」と呼び分けられています。
| 項目 | 新版(スマホをやめれば魚が育つ:勉強時間記録・集中アプリ制限) | レガシー版(|レガシー) |
|---|---|---|
| 位置づけ | 現行版。今から入れるならこちら | 旧版。「長らくのご愛顧ありがとうございました」と記載された引退世代 |
| 対応 | iPhoneのみ・iOS 18.0以降 | iPhoneのみ |
| 料金 | 無料(アプリ内課金あり) | 無料 |
| 評価 | ★4.5(約1.5万件) | ★4.4(約4,300件) |
| 主な機能 | 魚の育成+スクリーンタイム連携のアプリ制限+ポモドーロ+ウィジェット・スケジュール | 魚の育成+集中タイマー |
注意したいのは、新版はiOS 18.0以降が必要なこと。OSを更新していない古いiPhoneでは新版が入らない場合があります。逆に、これから始める人がレガシー版をあえて選ぶ理由は基本的にありません。
何ができるアプリか — 「見ない時間」がそのまま餌になる
新版は、育成ゲームと集中タイマーを組み合わせたアプリです。タイマーを回している間スマホを触らずにいると、その時間ぶん魚が育っていきます。単なる我慢比べにならないのは、iPhoneのスクリーンタイム機能と連携して、指定したアプリの使用を実際に制限できるからです。意志で耐えるのではなく、SNSやゲームの入口そのものを閉じられます。
- 集中タイマー — ポモドーロ(作業と休憩の繰り返し)としても使えます
- アプリ制限 — スクリーンタイム連携で、集中中に使えるアプリを絞れます
- 記録 — 勉強・作業時間が記録として残ります。ウィジェットで積み上げをホーム画面に置けるのも続けやすさに効きます
- スケジュール — 毎日決まった時間に制限を自動で始める設定が組めます
基本は無料で使えて、アプリ内課金が用意されています。まず無料のまま数日回して、続きそうなら課金を検討する順番で困りません。
最初のつまずきどころ — スクリーンタイムの許可
ストアのレビューを見ると、最初のつまずきとして目立つのが初回設定の「スクリーンタイムへのアクセスを許可」で止まるケースです。アプリ制限機能はiOSのスクリーンタイムを土台にしているため、この許可を通さないと本領を発揮できません。止まった場合は、次を順に確認してください。
- iOSの「設定」→「スクリーンタイム」がオンになっているか — 本体側でスクリーンタイム自体を使っていないと、アプリからの連携も始まりません
- スクリーンタイム・パスコードの入力を求められていないか — 過去に設定したパスコード(保護者が設定している場合もあります)が必要になることがあります
- iOSのバージョン — 新版はiOS 18.0以降が前提です。古いOSでは挙動が安定しません
- 一度アプリを閉じて再起動 — 許可ダイアログが表示されない場合の定番の立て直しです
それでも進まない場合は、アプリ内のサポート(開発者への問い合わせ)が用意されています。個人開発のアプリなので、不具合報告はレビュー欄よりサポート窓口のほうが届きます。
「育ち具合が気になって逆に見る」を防ぐ使い方
このタイプのアプリに共通する落とし穴が、魚の様子が気になってスマホを開いてしまうという本末転倒です。防ぎ方はシンプルで、アプリを起動してタイマーを回したら、スマホ本体を視界から消すこと。画面を伏せるだけでは通知の振動で戻されるので、別の部屋の充電ステーションに置くのが確実です。
また、睡眠への効果だけを考えるなら、一日中がんばるより就寝前30分〜1時間に絞って回すのが費用対効果の高い使い方です。夜の使い方の設計は寝る前スマホの記事で詳しく整理しています。
それでも夜のスマホが断ち切れない場合、アプリ(ソフトの制限)の一段上に、時間指定で物理的にロックする箱という選択肢があります。楽天で買える箱型の比較とAmazonで買える箱型の比較にまとめました。