睡眠グッズ

湯たんぽと電気毛布、どっちがいい?1晩のコストは電気毛布のほうが安い。安全面の注意は「寝るときは外す・切る」で同じ

DetoxNews編集部 / 2026.10.19 公開
布団の中に置かれた湯たんぽと、コントローラー付きの電気毛布を左右に並べたフラットイラスト

冷えた布団に入るのがつらい季節になりました。昔ながらの湯たんぽと、スイッチ1つの電気毛布。電気代がかからないのは湯たんぽ、手軽なのは電気毛布——そう思われがちですが、1晩あたりで計算すると、話は少し違ってきます。

電気代、安全性、眠りへの影響の3つで比べます。

結論 — 寝る前に温めて、寝るときは外す・切る。どちらもこれが基本

比べる点湯たんぽ電気毛布(敷きタイプ)
1晩のコストお湯2Lを電気ケトルで沸かすと約7〜8円(計算は下記)寝る前30分だけなら約0.2〜0.4円、弱で7時間つけても約2.8円
温まり方置いた場所の周りが温まる。朝に向けてゆっくり冷める布団の下全体が温まる。温度を選べる
寝るときの公的な注意就寝前に布団から出す(消費者庁)足元暖房の電気あんかは、就寝時にスイッチを切るか体から離す(NITE)
向いている人コンセントが遠い、電気を使わない暖かさが好きお湯を沸かす手間を省きたい、温度を細かく選びたい

コストは電気毛布のほうが安く、安全面の注意はどちらも同じ方向です。布団に入る前に寝床を温めておき、眠るときは湯たんぽを出す・電気毛布を切る。この使い方なら、どちらを選んでも大きな差はありません。

電気代 — 1晩あたりは電気毛布のほうが安い

電気毛布

山善の電気敷毛布YMS-40(130×80cm)は、商品ページに消費電力40W、1時間あたりの電気代の目安を「強 約0.8円・中 約0.6円・弱 約0.4円」と明記しています(1kWhあたり31円で計算)。寝る前の30分だけ強で温めれば約0.4円、弱で7時間つけっぱなしにしても約2.8円です。

湯たんぽ

湯たんぽは電気を使いませんが、お湯を沸かすのにエネルギーがかかります。ここでは、2Lの水を15℃から沸騰(100℃)まで電気ケトルで沸かすと仮定して計算しました。

湯たんぽの容量や、製品が指定するお湯の温度(熱湯を入れてはいけない製品もあります)、ガスで沸かすかどうかで金額は変わります。それでも、「湯たんぽだから電気代がかからない」とは限らないことは押さえておいてください。

安全 — どちらも「寝るときは体から離す」が公的な注意

消費者庁によると、事故情報データバンクには2015年11月〜2020年10月の5年間に、湯たんぽに関する事故が108件寄せられ、うち68件がやけど、治療に1か月以上かかる重傷が31件でした。事故は12〜2月に多く起きています。消費者庁は、長時間体に触れさせないこと、布団を温めるために使うときは就寝前に布団から出すことを呼びかけています。

製品評価技術基盤機構(NITE)も2025年1月、布団の足元を温める電気あんかについて、朝まで布団に入れたまま使って低温やけどを負った事故を紹介し、就寝前に布団を温め、寝るときはスイッチを切るか、体に触れない距離まで離すよう呼びかけました。同じ発表では、机の下で使う電気マットを布団に入れて就寝用の暖房にしないよう注意しています。

低温やけどは、熱いと感じにくい温度でも、同じ場所に長く当たり続けることで起こります。眠っている間は熱さに気づいて体を動かすことができないので、温めるのは寝る前までと決めておくのが安全です。電気毛布を使うなら、取扱説明書で就寝中の使い方を確かめ、切り忘れが心配なら自動で電源が切れる製品を選んでください。

眠り — 温め続けないほうが、体は眠りに入りやすい

人は眠りに入るとき、手足から熱を逃がして体の内部の温度を下げていきます。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、冬は寝具で寝床の中が暖かければ、室温が下がっても睡眠への影響は少ないとしています。冷たい布団で体がこわばるのは避けたいところですが、朝まで温め続ける必要はありません。

寝る前に布団を温めておき、入ったら熱源を外す。足先だけ冷えるなら、ゆるい靴下を足すという順番が、安全面でも眠りの面でも無理がありません。

選ぶなら — 敷きタイプの電気毛布2枚

電気毛布を選ぶなら、体の上に掛けるタイプより、布団の下に敷くタイプが寝る前の温めに向いています。DetoxNewsでは、130×80cmの敷きタイプで価格の近いニトリと山善を比べています。違いの詳細は電気毛布はニトリと山善、どっちを買うべきかをご覧ください。

ニトリ 電気敷き毛布 Nウォーム NT-40
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山善 電気敷毛布 YMS-40 130×80cm
【山善】電気敷毛布 YMS-40(130×80cm・丸洗い可・ダニ対策)
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POINT 1晩のコストは、2Lの湯たんぽ(電気ケトルで沸かして約7〜8円)より、敷きタイプの電気毛布(寝る前30分で約0.2〜0.4円)のほうが安くなります。安全面では、消費者庁は湯たんぽを就寝前に布団から出すよう、NITEは電気あんかを就寝時に切るか体から離すよう呼びかけています。どちらも「寝る前に温めて、寝るときは外す・切る」が基本です。

よくある質問

湯たんぽを布団に入れたまま寝てもいいですか?
消費者庁は、布団を温めるために使うときは就寝前に布団から出すよう呼びかけています。眠っている間は熱さに気づきにくく、低温やけどにつながるおそれがあります。
電気代が安いのはどちらですか?
この記事の計算では電気毛布です。2Lの湯たんぽのお湯を電気ケトルで沸かすと約7〜8円、敷きタイプの電気毛布(消費電力40W)は寝る前に30分温めるだけなら約0.2〜0.4円でした。お湯の量や沸かし方、製品で金額は変わります。
電気毛布をつけたまま寝てもいいですか?
取扱説明書の指示に従ってください。NITEは、布団の足元を温める電気あんかについて、就寝前に布団を温め、寝るときはスイッチを切るか体に触れない距離まで離すよう呼びかけています。切り忘れが心配なら、自動で電源が切れる製品が向いています。
湯たんぽにはお湯を何度で入れればいいですか?
製品ごとに指定があります。熱湯を入れてはいけない製品もあるので、本体の表示と取扱説明書に従ってください。消費者庁も、製品ごとに指定された加熱方法・加熱時間を守るよう呼びかけています。

参考:消費者庁「ゆたんぽを安全に正しく使用しましょう!」(2020年12月16日)/製品評価技術基盤機構(NITE)「就寝時の“足元”暖房にご用心!」(2025年1月14日)/楽天市場 くらしのeショップ「山善 電気敷毛布 YMS-40」商品ページ(消費電力・電気代)/厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」。湯たんぽの金額は、水の比熱と1kWhあたり31円からの試算です。

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